平成23年5月23日
No.11-067
株式会社 いよぎん地域経済研究センター
変化しつつある大街道、銀天街
~大街道、銀天街商店街の20年間の移り変わり~
株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 原 正恒)では、このたび松山市の大街道、銀天街商店街の20年間の移り変わりについて取りまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします。なお、詳細に ついては、2011年6月1日発行の「調査月報IRC・2011年6月号」に掲載しています。
記
調査概要
当社では、独自に1989年、2001年、2011年の店舗数や業種構成、近年の進出店舗数などの調査を行った。
調査結果要旨
- 松山市の大街道、銀天街は、消費者の購買行動の変化や郊外店との競争激化などのため、2011年の店舗数が317と、2001年の364を大きく 下回り、空き店舗が増加する厳しい状況が続いている。一方で、2009年11月から11年2月の間の集計ではあるが、ここ2年間に59店舗が新規にオープ ンしている。
- 11年現在営業中の317店について、2001年と比較すると、約47%に当たる150店の業種が変っており、消費者ニーズに対応して変化してい る様子がうかがえる。業種構成は、大街道、銀天街どちらも、1989年、2001年、2011年ともファッション衣料、飲食、ファッション雑貨が上位を占 めている。2011年にはファッション衣料の構成割合が低下し、ファッション衣料とその他業種との開きが小さくなっている。
- そのほか特徴的な動きとしては、全国チェーン店の進出が目立つこと、商店街内の地区間で通行量に差が生じていること、店舗構成が郊外型のSCと似てきたことなどが挙げられる。