平成23年4月5日
No.11-052
株式会社 いよぎん地域経済研究センター
変化する愛媛県民のお酒の飲み方について
~飲酒に関するアンケート結果より~
株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 原 正恒)では、このたび下記のとおり、愛媛県民のお酒の飲み方についてのアンケート結果を取りまとめましたので、お知らせいたします。なお、詳細について は、2011年4月1日発行の「調査月報IRC・2011年4月号」に掲載しています。
記
調査概要
当社では、飲酒に関するアンケートを実施し、愛媛県民の飲酒に関する実態調査を行った。アンケート対象者は県内在住者とし、533名から回答を得た。(有効回答率53.3%)。
調査結果要旨
- お酒を飲む頻度について尋ねたところ、16.7%の方が「ほぼ毎日」と回答した。特に、男性では、30.5%の人が「ほぼ毎日」と回答しおり、女性の7.5%と比べ、その比率が高い。また、週に1回以上飲酒する人の割合は、全体でほぼ5割となった。
- 主な飲酒の場所は、「自宅」と答えた人が54.9%で、「飲食店(自宅以外)」は45.1%であった。独身者・既婚者別では、独身者の7割強が 「飲食店」と答えているのに対し、既婚者は7割弱が自宅と回答し、全く逆の傾向になった。既婚者は家飲み派、独身者は外飲み派が多いようだ。
- 3年前と比較して、お酒を飲む頻度の増減について尋ねたところ、飲食店は4割強の人が、自宅は3割弱の人が「減った」と回答し、ともに「増えた」 とする人を大きく上回った。既婚者は自宅・飲食店とも「減った」が「増えた」を上回ったが、独身者は自宅では「減った」が「増えた」を上回ったものの、飲 食店では、「増えた」が「減った」を上回った。
- よく飲むお酒の種類について尋ねたところ、最も多かったのは、「ビール系飲料」が71.0%で、次いで「焼酎」の42.6%、「カクテル」の26.5%の順であった。
- 「ビール」の飲酒頻度が減少した人について、その他ビール系飲料の飲酒頻度の増減をみると、「発泡酒」が増えた人が31.2%、「第3のビール」が増えた人が39.4%となっており、ビール系飲料の中で種類を変更している人も相当数いることが確認できた。
- 今回の調査では、愛媛県民のお酒の飲み方が変化していることが明らかになった。性別や年齢などによってお酒の飲み方や節約の仕方は違うものの、限られた予算内で、上手に飲酒を楽しんでいる姿がうかがえた。