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ニュースリリース

現役世代に対する「高齢期の生活に関するアンケート」結果 ~高齢期の就労意識は世代間に差。ミドル層は「生活資金のため」、プレ・リタイア層は「健康・生きがいのため」~

2010.04.26 ニュースリリース

平成22年4月26日
No.10-073
株式会社 いよぎん地域経済研究センター

現役世代に対する「高齢期の生活に関するアンケート」結果

~高齢期の就労意識は世代間に差。ミドル層は「生活資金のため」、プレ・リタイア層は「健康・生きがいのため」~

 株式会社 いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 原 正恒)では、このたび、高齢期の生活について愛媛県内の現役世代に対してアンケートを実施し、下記のとおりとりまとめましたので、お知らせいたします。なお、詳細は、2010年5月1日発行の「調査月報IRC・2010年5月号」に掲載いたします。

【調査概要】

 愛媛県内在住の現役世代(おおむね65歳以下成人)を対象に、高齢期の就労や余暇生活等に関する意識を把握するため、2010年2月下旬から3月上旬にかけてアンケートを実施し、706名から回答を得た。

【調査結果要旨】

  1. 現役世代において、長く働きたいと考える人は多いが、その理由は、世代間で差があらわれた。60歳以上では健康保持や生きがいのためと考える傾向が強い一方で、30~40歳代では生活資金のためと考える人が多い。
  2. 高齢期には、収入が減っても負荷の少ない働き方を望む人も多く、高齢者の働き方の多様性をうまく労働市場に取り込んでいく体制づくりが求められる。
  3. リタイア時期までにできそうな蓄えの額や、将来受け取るであろう公的年金の額に対する不安を感じる人が多く、それが高齢期の就労に対する意欲の高さにつながっていると思われる。
  4. 現在住んでいる地域で高齢期を迎えるにあたっては、医療・介護施設が不十分であることや高齢者が働ける場所が不足していることなどを不安に感じている人が多い。特に南予でその割合が高い。
  5. 雇用者・就労者双方にメリットがある形で、高齢者の特徴に適した職場環境の整備をしていくことが、今後、地域の活力維持のためにも重要となろう。

現役世代に対する「高齢期の生活に関するアンケート」結果(PDF形式:29KB)

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