平成21年4月27日
No.09-69
株式会社 いよぎん地域経済研究センター
タクシーに関するアンケート結果
株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 原 正恒)では、このたび下記のとおり、愛媛県内の法人タクシー事業者および利用者へのアンケート結果について取りまとめましたので、お知らせいたします。なお、詳細については、2009年5月1日に発行の「調査月報IRC・2009年5月号」に掲載いたします。
記
【調査概要】
タクシー業界は、規制緩和に伴う競争激化等で、厳しい経営環境が続いている。当社では、愛媛県内に事業所を置くタクシー事業者を対象としたアンケートを実施し、76事業者から回答を得た(有効回答率36.9%)。また、タクシーの利用についてのニーズを把握するため、県内在住者を対象とした利用者アンケートを実施し、607名から回答を得た(有効回答率60.7%)。
【調査結果要旨】
- 県内の法人タクシー事業者に対するアンケートによると、約5割の事業者が赤字で、8割以上の事業者は5年前に比べ業況が悪化している。今後の経営戦略としては、「運転手の教育指導」「新たなサービスの提供」「運賃の値上げ」などを挙げる事業者が多かった。
- 利用者アンケートによると、36%の人が利用するタクシー会社を決めていた。選ぶ基準としては「近所に営業所があるから」「信頼できるから」「接客態度がいいから」などが多かった。
- タクシーのサービスについて、事業者と利用者の認識について尋ねたところ、「運転手の運転マナー(乱暴運転、割り込み、スピードの出し過ぎ等)」について認識のずれが大きかった。