平成21年6月26日
No.09-96
株式会社 いよぎん地域経済研究センター
住宅リフォーム事業者に対するアンケートおよびヒアリング結果
株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 原正恒)では、このたび下記のとおり、愛媛県内の住宅リフォーム事業者に対するアンケートおよびヒアリング結果について、取りまとめましたのでお知らせいたします。なお、詳細については、2009年7月1日発行の「調査月報IRC・2009年7月号」に掲載いたします。
記
【調査概要】
人口減少で新設住宅着工戸数の減少が予想される中、国の住宅政策の変更などもあり、住宅リフォームに注目が集まっている。当社では、県内の住宅リフォームを行う事業者に対しアンケートおよびヒアリングを行い、127事業者から回答を得た(有効回答率25.0%)。併せて、今後の住宅リフォームの市場規模について推計を行った
【調査結果要旨】
- 県内事業者への調査では、リフォーム事業の売上高総利益率は、30%以下が約9割を占めた。近年は顧客の低価格志向や、参入業者の増加による受注競争激化などにより、利益率は低下傾向にある。
- 経営上の問題としては、「営業力、提案力の不足」「新規受注開拓が困難」「人材不足および人材育成の遅れ」が上位を占めた。
- リフォーム事業への今後の取り組み方針は、64.3%が「拡大」すると回答、今後有望な市場と見込まれることから、各社が主要な柱と位置付けている。
- 主要なリフォームである「老朽化対応リフォーム」および今後拡大が予想される「電化リフォーム」、バリアフリー化などの「高齢化対応リフォーム」を合計すると、その市場規模は、2010年には506億円、2015年には654億円と推計される。