平成20年2月26日
No.08-19
株式会社 いよぎん地域経済研究センター
愛媛の戸建て住宅業界の現状と課題
株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 中越 眞)では、標記についてアンケートやヒアリングを実施し、別紙のとおりとりまとめましたので、お知らせいたします。なお、要旨につきましては下記の通りとなっておりますが、詳細は、2008年3月1日発行の「調査月報IRC・2008年3月号」に掲載の予定です。
記
【調査結果要旨】
- 県内の年間新設住宅着工戸数は、ここ数年、11,000戸前後で推移している。
- 2007年の市町別の新設住宅着工戸数を見ると、松山市が県全体の約半数、東中予地域で9割近くを占める。
- 建築・大工工事の業者数、従業員数は、全国・愛媛ともに減少傾向が続いている。
- アンケートなどによると、戸建て住宅の年間建築数が1棟の業者は約43%、従業員数が1~4人の業者は約36%と小規模の業者が多い。また、5年前と比較した年間売上高は、「増加」が21.5%、「減少」が32.3%と業況はやや厳しい。
- 『自社の強み』は「現場スタッフの技術力が高い」「豊富な経験」「アフターメンテナンスが充実」、『自社の弱み』は「情報収集力に欠ける」「知名度(ブランド力)が低い」「コスト競争力が弱い」などの回答が多かった。
- 今後の戸建て住宅業者は、「信用力の強化」「徹底したコストダウン」「顧客ニーズへの対応」「人材育成、技術の承継」への取り組みをさらに強化していく必要がある。