平成23年7月19日
No.11-102
株式会社 いよぎん地域経済研究センター
No.11-102
株式会社 いよぎん地域経済研究センター
貯蓄を心がける学生が増加
~県内大学生の暮らしぶり~
株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 山崎 正人)では、このたび下記のとおり、県内大学生の暮らしぶりについて取りまとめましたの で、お知らせいたします。なお、詳細は2011年8月1日発行の「調査月報IRC・2011年8月号」に掲載いたします。
記
調査概要
大学生の暮らしぶりを把握するため、2011年4月に県内大学生(松山大学経営学部「地域産業論」、愛媛大学法文学部「地域政策論」の受講生213名)を対象にアンケートを実施した。
調査結果要旨
- 収入総額の平均は、自宅生が6.8万円、自宅外生が11.3万円となった。全国調査では、4年連続減少しているが、県内では過去3年間横ばいであった。
- 「親から小遣いをもらう」という自宅生は、32.6%となり、3人に1人が小遣いをもらっている。「親から仕送りをしてもらう」という自宅外生も82.2%となった。一方、仕送りのない学生の割合は17.8%となり、全国調査の10.5%より高いことが分かった。
- 県内大学生の支出総額(貯蓄を除く)の平均は、自宅生が5.2万円、自宅外生が10.3万円となった。自宅外生は生活に必要な「家賃」「食費」「通信費」の支出が多いものの、それ以外の支出金額は自宅生とほぼ同じであった。
- 「毎月貯蓄している」という学生の割合は65.7%であった。そのうち、自宅生は前回調査より14.6ポイント増加し78.3%、自宅外生 も12.9ポイント増加し56.8%となった。貯蓄する学生の割合は年々高くなっている。また、奨学金をもらっている学生の66.3%が貯蓄をしていた。 就職活動や卒業旅行などに備えて、目的をもって貯蓄しようという学生が多くみられた。
- 今後の支出意向については「減らしたい」とした学生が53.3%となり、「増やしたい」の8.6%を大きく上回り、DI※は▲44.7と強い支出抑制意向があること分かった。
(※…「増えた」との回答割合から「減った」との回答割合を引いた値)