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2021年1月更新
業種 | 現状→3ヵ月先の見通し | 最近の状況 |
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海洋養殖
海面養殖 | マダイの浜値は500円/㎏前後と低迷している。輸出の大幅増や量販店での好調な販売によって在池量は着実に減少しているが、回復には時間を要する見込み。ハマチの浜値は660円/㎏前後。外食産業の需要が依然として弱く、輸出も低迷していることから、当面は弱含みの状況が続く見通し。 |
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水産加工品
水産加工品 | 削り節の原材料であるカツオは、バンコク相場(国際相場)では1,300ドル/トン前後と先月から横ばい。国内相場も120円/㎏前後と、水揚げが堅調なこともあり安値圏で推移している。蒲鉾は巣ごもり需要によって、生産量は前年比5~10%前後の上昇が続いており、堅調に推移している。 |
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タオル
タオル | 11月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,774梱で、前年同月比18.1%減となった。生産量は回復傾向にあり、商談会や展示会などもリアル・オンラインで再開されているものの、春夏商材の受注動向はコロナ前の昨年の水準を下回っている。個人需要はネット販売が堅調で、多くのタオルメーカーが販売を強化している。 |
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製紙
印刷・情報用紙 | 10月の国内出荷は、印刷・情報用紙は前年同月比12.2%減と15ヵ月連続の減少。政府の景気刺激策で、チラシやパンフレットの需要がやや増加した。情報用紙(同6.7%減)は、昨年の消費増税後にPPC用紙などが落ち込んだ時期との比較のため、減少幅は縮まった。新聞用紙の出荷は同10.7%減で36ヵ月連続の減少。 | |
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衛生用紙 | 10月の国内出荷は前年同月比4.2%増で6ヵ月ぶりの増加。トイレ紙は、昨年の消費増税による反動の影響が限定的だったこともあり、同0.2%減となったものの、ティシュは同7.0%増と6ヵ月ぶりに増加した。タオル用紙は同23.3%増と引き続き好調を維持している。 | |
紙加工など | 段ボール原紙の10月の国内出荷は、前年同月比2.0%減で13ヵ月連続の減少だが、自動車関連向けなどの荷動きが戻りつつある。白板紙は、人の動きが活性化し土産物などの消費増で減少幅は縮小した(同8.6%減)が、依然としてインバウンド需要減が響いている。 |
一般機械・金属製品・鉄鋼
一般機械 金属製品 鉄鋼 | 全体的に操業度は横ばいで推移している。建設機械は一部で投資環境の改善がみられるが、クレーンやプラント関連の動きは鈍い。大手の下請を中心とする企業の受注環境は依然停滞しており、急激な環境改善は見込みにくいが、産業機械関連では来春以降の案件が出始めるなどプラスの材料もみられる。 |
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造船
外航 | 日本船舶輸出組合によると、11月の輸出船契約実績は15隻・78.8万総トンとなった。船種はバルカーやコンテナ船が中心で、韓国の造船所がまとまった隻数で受注しているLNGタンカーは、日本では全く受注できていない。日本が得意とする中小型バルカーでも中国造船所との競争が激化しており、先行きの受注環境の悪化が懸念される。 | |
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内航 | 貨物船・タンカーなど船種を問わず受注環境は厳しく、新造船の手持ち工事は1年程度に減少している。納期の先延ばしや発注キャンセルも起きており、操業度の低下や業況の悪化が懸念される。船価も低迷し、「操業を維持するための赤字受注もやむを得ない」との声もきかれ、採算面も悪化しそう。 |
海運
外航 | BDI(バルチック海運指数)は1,100~1,200前後で推移。年末年始で荷動きが鈍化するなか、中国向けの鉄鉱石の輸送量が減少し、大型のケープサイズの市況が悪化した。中小型のハンディマックスは、穀物輸送が堅調で市況も安定。コンテナはアジア出し北米向けの輸送量が急増して船腹・コンテナともに不足して市況が急騰、輸送遅延も発生している。 | |
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内航 | 内航組合総連合会が発表した輸送動向調査によると、2020年10月の貨物船の輸送量は、前年同月比2%増、タンカーは同4%減となった。前年同月は、台風による避難等で輸送障害が頻発していたことを考慮すると、輸送量は楽観視できない状況にある。主要品目別にみると、燃料(石炭)や紙・パルプ、ジェット燃料などが、前年を大きく下回っている。 |
建設
建設 | 11月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比28.5%減の95億円であった。発注者別では、「国」や「県」、「市町」などが減少した。10月の住宅着工戸数は前年を15.4%上回る795戸となった。利用関係 別では、大型マンションの着工があった「分譲住宅」のほか、「貸家」、「給与住宅」が前年を上回った。 |
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観光
観光 | 10月の道後温泉旅館宿泊客数は前年同月比5.1%減の64,636人と8ヵ月連続で前年を下回ったものの、減少幅は縮小した。10月に入り、「Go To トラベル事業」が東京都発着の旅行にも適用されるようになったことや「県内割引キャンペーン」など観光需要喚起策が功を奏したと考えられる。10月の県内主要観光施設入込み客数は、中予(前年同月比21.4%減)、東予(同26.1%減)、南予(同7.2%減)すべての地域で前年を下回ったものの、回復に向かいつつある。 |
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凡例
晴れ | 好調 ↑ ↓ 不調 | |
晴れ一部曇り | ||
曇り | ||
曇り一部雨 | ||
雨 |