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2021年2月更新
業種 | 現状→3ヵ月先の見通し | 最近の状況 |
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海面養殖
海面養殖 | マダイの浜値は510円/㎏前後と記録的低迷が続いている。量販店での好調な販売やGo To 関連事業などに支えられ、昨年末までは出荷量は回復しつつあった。しかし、年明けの緊急事態宣言によって大幅な需要の落ち込みが懸念される。ハマチの浜値は630円/㎏前後。マダイと同じく外食産業の需要が弱いうえ、先行きも見通せない状況となっており、低迷を脱するには時間を要しそうだ。 |
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水産加工品
水産加工品 | 削り節の原材料であるカツオは、バンコク相場(国際相場)では1,350ドル/トン前後と先月からほぼ横ばい。缶詰メーカーからの引き合いが弱まっており、当面は横ばいの見通し。国内相場も125円/㎏前後と、水揚げが堅調なこともあり安値圏で推移している。蒲鉾は巣ごもり需要に加え、冬を迎えて鍋商材として引き合いが強まっており、好調を維持している。 |
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タオル
タオル | 12月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,822梱で、前年同月比16.8%減となった。生産量は回復傾向にあるが、イベントやギフトの需要回復は見込めず「コロナ前の水準に戻るのは難しい」との見方が多い。個人需要は堅調で、タオル以外にもマスクや雑貨などの商品開発に取り組むメーカーがみられる。 |
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製紙
印刷・情報用紙 | 11月の国内出荷は、印刷・情報用紙は前年同月比15.3%減と16ヵ月連続の減少。非塗工紙、塗工紙ともマイナス幅が広がっている。情報用紙(同14.5%減)も、PPC用紙などの落ち込みなどでマイナス幅が拡大した。新聞用紙の出荷は同12.9%減で37ヵ月連続の減少。 | |
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衛生用紙 | 11月の国内出荷は前年同月比6.4%増で7ヵ月ぶりの増加。消費増税による反動減から回復し、トイレ紙は同3.8%増、ティシュ同7.4%増となった。新型コロナの感染再拡大による衛生意識の高まりで、タオル用紙は同23.3%の大幅増加となった。 | |
紙加工など | 段ボール原紙の11月の国内出荷は、前年同月比2.9%減で14ヵ月連続の減少。自動車関連向けなどへの出荷が戻りつつあるが、プラス転換には至っていない。11月中旬以降、新型コロナの感染再拡大による消費活動の後退が影響し、白板紙も同10.8%減となった。 |
一般機械・金属製品・鉄鋼
一般機械 金属製品 鉄鋼 | 建設機械は中国市場が好調だが、国内市場は停滞。クレーン関連は、発電所向けアンローダーや大規模工場の天井クレーンに新規受注の動きがみられ、プラント関連も定修工事などが安定している。しかし、大手企業の設備投資意欲減退や年度替わりの端境期要因などで、全体的には夏場まで厳しい受注環境が予想される。 |
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造船
外航 | 日本船舶輸出組合によると、12月の輸出船契約実績は18隻・88万総トンとなった。国内最大手の今治造船と2位のジャパンマリンユナイテッドが共同出資した、船舶営業・設計を手がける「日本シップヤード」が発足。海運荷動き・市況は底堅く推移しており、厳しい受注競争のなかでいかに新造船受注を獲得できるか、期待がかかる。 | |
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内航 | 受注環境は厳しさを増している。主力の貨物船は、荷動きが低迷し、運賃・傭船料も下落傾向にあるため、船主の発注意欲は低い。新造船の手持ち工事は1年程度を有しているが、仕事量確保のために操業度を落とす動きもみられる。また、資機材価格や人件費が上昇しており、さらなるコストダウンも課題である。 |
海運
外航 | BDI(バルチック海運指数)は1,800前後で推移。中国向けの鉄鉱石・石炭需要が旺盛で、大型のケープサイズの市況が好転している。コンテナは引き続き、北米向けや欧州向けの輸送量が堅調に推移している。半面、コンテナ不足が深刻化しており、物流の停滞が生じている。自動車運搬船は荷動きが回復し、係船解除が進んでいる。 | |
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内航 | 内航組合総連合会が発表した輸送動向調査によると、2020年11月の貨物船の輸送量は、前年同月比4%減、タンカーは同6%減となった。昨年は荷動きの低迷で、さまざまな船種で傭船料減額が行われた模様だが、4月以降の傭船料も「現状かやや下回る」との見方が多い。 |
建設
建設 | 12月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比17.6%減の93億円だった。発注者別では、「国」「独立行政法人等」「市町」で減少した。 11月の住宅着工戸数は前年を24.8%上回る690戸となった。利用関係別では「、貸家」や「分譲住宅」が前年を上回った。市町別では松山市の増加が顕著であった。 |
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観光
観光 | 11月の道後温泉旅館宿泊客数は「Go To トラベル事業」など需要喚起策の後押しで、前年同月比3.5%増の76,677人と9ヵ月ぶりに前年を上回った。11月の県内主要観光施設入込み客数は、中予(前年同月比14.7%減)、東予(同20.6%減)、南予(同7.6%減)とすべての地域で前年を下回ったものの、マイナス幅は縮小傾向にある。しかしながら、新型コロナウイルスの感染再拡大によって「、Go To トラベル事業」が一時停止となるなど、12月以降の観光産業への影響が懸念される。 |
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凡例
晴れ | 好調 ↑ ↓ 不調 | |
晴れ一部曇り | ||
曇り | ||
曇り一部雨 | ||
雨 |