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2024年1月更新
業種 | 現状→3ヵ月先の見通し | 最近の状況 |
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海面養殖
海面養殖 | 11月のマダイの浜値は970円/㎏前後とほぼ横ばい。大サイズの品薄は解消されたが10月に値上げしたところであり、様子見の相場となった。ハマチの浜値は、在池尾数の回復傾向により850円/㎏前後と前月比で約10円の値下がり。足元では中国の水産物輸入停止による相場への影響はみられないが、長期化するようだと今後の相場下押し要因となることが懸念される。 |
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水産加工品
水産加工品 | 削り節の原材料であるカツオのバンコク相場(国際相場)は、1トンあたり前月比100ドル値下がりして1,600ドルで推移。10月から集魚装置による操業が再開しており、漁模様はこれまでの状況に比べて良いとのこと。一方、国内相場は230円/㎏前後と約20円の値下がりとなった。冷蔵保管のスペースがひっ迫しており、若干の下げ要因となっている模様。 |
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タオル
タオル | 11月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,255梱で、前年同月比では13.9%減となった。綿糸価格は主力の20番手が121,500円/梱、同23.8%安となったものの、依然として高水準にある。 |
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製紙
印刷・情報用紙 | 印刷・情報用紙の10月の国内出荷は、前年同月比10.3%減で14ヵ月連続の減少。旅行関連のパンフレット用で持ち直しの動きがあったものの、出版用などが総じて振るわなかった。新聞用紙は前年同月比11.9%減で29ヵ月連続の減少となった。 | |
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衛生用紙 | 10月の国内出荷は、前年同月比5.2%減で3ヵ月連続のマイナスとなった。人流回復で業務用が堅調の一方、物価高騰による生活防衛意識の高まりで低容量商品へのシフトがみられる。ティシュは同6.8%減で5ヵ月連続、トイレ紙が同4.6%減で4ヵ月連続、タオル紙が5.4%減で3ヵ月連続のマイナスと、軒並み前年割れとなった。 | |
紙加工など | 段ボール原紙の10月の国内出荷は、前年同月比1.8%減で5ヵ月連続の減少。加工食品の梱包用などの動きが鈍い。旅行需要の回復はあるものの、物価高騰に伴う生活防衛意識の高まりで土産物の需要が伸びず、白板紙は同3.6%減で5ヵ月連続の減少。 |
一般機械・金属製品・鉄鋼
一般機械 金属製品 鉄鋼 | 建設機械の10月の出荷額は、前年同月比9.2%増で36ヵ月連続の増加となった。輸出ではアジア向け、北米向けが減速。北米では金利上昇による景気減速懸念が重しとなっている。国内は公共投資が底堅く前年同月比14.7%増加となった。プラント関係は、県内外で投資が活発になっており受注環境は良好。 |
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造船
外航 | 日本船舶輸出組合によると、11月の輸出船契約実績は23隻、92万3千総トンで、トン数ベースで前年同月比87.0%増となった。船種別にみると、バルカー(ばら積み船)が11隻・31万9千総トン、コンテナ船が4隻・28万9千総トンなどとなった。受注残は増加しているが、人手不足の深刻化で新規受注を拡大できない造船所もみられる。 | |
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内航 | 手持ち工事量は1年程度を有している。国土交通省の造船統計速報によると、10月の国内船(内航船)の受注は1隻・3,930総トン(油送船)、起工は2隻・14,900総トン(貨物船1隻、その他1隻)だった。業界では、船員の労働環境改善や環境負荷の低減を目的に、舶用機器の電動化が進んでおり、今後の動向が注目される。 |
海運
外航 | バルカー(ばら積み船)市況は回復。BDI(バルチック海運指数)は12/4に3,346まで上昇。その後下落したが、ブラジル出しの鉄鉱石の荷動きが最盛期を迎え、船腹需給もタイトで、市況は高水準にある。大型のケープサイズのスポット傭船料は前月の2倍以上の5万ドル/日を超えた。近海船は、アジア域内の輸送需要が閑散期で乏しく、市況は低迷している。 | |
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内航 | 内航海運組合総連合会によると、10月の輸送量は、貨物船は前年同月比3.4%減、タンカーが同2.0%減だった。台風の発生・接近が少なく、荒天による輸送障害は軽微だった。貨物船は鉄鋼の需給が低く、自動車は前年を上回って推移。タンカーは、黒油は需要が減少、白油はジェット燃料の需要が旺盛なほか、灯油の転送、製油所間の製品転送が堅調。 |
建設
建設 | 11月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比31.8%増の109億円であった。「国」や「独立行政法人等」は前年を下回ったものの、「県」や「市町」は前年を上回った。10月の住宅着工戸数は前年を13.2%上回る713戸となった。利用関係別では、「持家」は前年を下回ったものの、「貸家」や「分譲住宅」は前年を上回った。 |
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観光
観光 | 10月の道後温泉旅館宿泊客数は、前年同月比6.9%増の70,214人となった。また、10月の県内主要観光施設入込み客数は、東予(前年同月比2.2%増)、中予(同2.7%増)は前年を上回ったものの、南予(同5.3%減)は前年を下回り、全体では同0.7%減となった。 |
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凡例
晴れ | 好調 ↑ ↓ 不調 | |
晴れ一部曇り | ||
曇り | ||
曇り一部雨 | ||
雨 |