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2021年4月更新
業種 | 現状→3ヵ月先の見通し | 最近の状況 |
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海面養殖
海面養殖 | マダイの浜値は520円/㎏前後と記録的低迷が続いている。ただ、量販店や回転寿司での好調な販売によって過剰な在池量が解消しつつあり、浜値は上昇に転じている。ハマチの浜値は720円/㎏前後。販売好調で3年魚はほぼ出荷が終了するなど、浜値は前月より約70円/㎏上昇した。 |
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水産加工品
水産加工品 | 削り節の原材料であるカツオは、バンコク相場(国際相場)では1,200ドル/トン前後と先月から横ばい。ただ、一部の海域で水揚げ量が減少しており、今後の相場は強含む見通しである。国内相場は150円/㎏前後と、やや強含みで推移している。蒲鉾は、巣ごもり需要から量販店などからの引き合いが強く、引き続き販売は好調を維持している。 |
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タオル
タオル | 3月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,968梱で、前年同月比8.2%減となった。今治タオル工業組合によると2020年の国内タオル生産量は14,360トンで前年比21.4%減、今治地区のタオル生産量シェアは、54.9%で同4ポイント低下した。 |
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製紙
印刷・情報用紙 | 印刷・情報用紙の2月国内出荷は、前年同月比8.4%減と19ヵ月連続の減少。チラシ・パンフレットなどの商業印刷物の動きが振るわなかった。新聞用紙は同14.5%減で40ヵ月連続の減少となった。 | |
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衛生用紙 | 2月の国内出荷は前年同月比15.9%減で4ヵ月ぶりの減少。昨年2月に発生した買い占めの反動を受け、トイレ紙が同18.8%減、ティシュは同17.2%減となった。タオル用紙は同4.0%増で好調を維持している。 | |
紙加工など | 段ボール原紙の2月の国内出荷は、前年同月比0.6%増と3ヵ月連続増加。宅配や食品関連が堅調だった。土産物需要が低迷する白板紙は同2.8%減となった。 |
一般機械・金属製品・鉄鋼
一般機械 金属製品 鉄鋼 | 2月の建設機械の出荷は、欧米豪向けの輸出が引き続き好調で、前年同月比1.5%増と4ヵ月連続の増加となった。産業機械の受注はやや低調で、中でも造船向けのパワークレーン需要が乏しい。プラント関連は、大手企業の設備投資意欲減退や年度替わりの端境期要因などで、やや動きが鈍い。 |
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造船
外航 | 日本船舶輸出組合によると、3月の輸出船契約実績は28隻・150万8千総トンで、トン数ベースで前年同月比127.4%増となった。 2020年の世界の新造船受注量(100総トン以上)は1,084隻・3,306万総トンで、トン数ベースでは前年比24.2%減となった。日本のシェアは同じく11.1%で前年の17.8%から6.7ポイントダウンした。 | |
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内航 | 手持工事は1年程度を有している。荷動きが低迷している貨物船・鋼材輸送船は、船主やオペレーターからの引き合いが少ない。タンカーも大型化・リプレイス需要が一巡しており、新規の引き合いは少ない。造船所間の受注競争もあって、船価も伸び悩んでいる。 |
海運
外航 | スエズ運河でのコンテナ船座礁事故の影響による輸送障害が発生。コンテナ不足もあって、コンテナ運賃は高値で推移する見通し。 BDI(バルチック海運指数)も船腹需給がひっ迫し、2,300台まで上昇。近海船は、東南アジアから日本向けのバイオマス燃料輸送に支えられ、運賃・傭船料は上昇傾向。 | |
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内航 | 内航組合総連合会が発表した2月の貨物船輸送量は、前年同月比8.3%減で、タンカーの輸送量は、同6.0%減となった。2度目の緊急事態宣言の発出により、一般雑貨やコンテナの荷動きが減少。タンカーは電力需要の高まりで、黒油(重油)の需要は底堅く推移したが、白油は、国際線向けの航空燃料が引き続き大きく低迷している。 |
建設
建設 | 3月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比9.4%減の213円であった。なお、2020年度の請負金額の累計は1,759億円と前年度を4.8%下回った。2月の住宅着工戸数は前年を2.6%上回る520戸となった。利用関係別では、「貸家」が前年を大幅に上回った。 |
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観光
観光 | 2月の道後温泉旅館宿泊客数は前年同月比75.2%減の14,494人となった。2度目の緊急事態宣言の発出に伴い休館する宿泊施設が多く、前年を大きく下回った。また、2月の県内主要観光施設入込み客数は前年同月比28.2%減となり、12ヵ月連続で前年を下回った。 |
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凡例
晴れ | 好調 ↑ ↓ 不調 | |
晴れ一部曇り | ||
曇り | ||
曇り一部雨 | ||
雨 |