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地場産業の景気天気図

2022.07.01 地場産業の景気天気図

2022年7月 地場産業の景気天気図

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2022年7月更新

業種現状→3ヵ月先の見通し最近の状況

海面養殖

海面養殖曇り曇り  マダイの浜値は770円/㎏弱と前月比で5円ほど値下がり。品薄状況は変わっておらず、原油価格高騰などの影響から、上昇傾向は続 くと予想される。ハマチの浜値は、1,115円/㎏と前月比約7円値上がりした。季節による商品の入れ替えで販売量は減少傾向にあるが、在池尾数不足は変わらず、高値で推移する見込み。

水産加工品

水産加工品曇り 曇り削り節の原材料であるカツオは、バンコク相場(国際相場)では前月比150ドル下がり、1,800ドル/トンとなった。禁漁期間を前に、原 材料を確保したい缶詰業者の買いが旺盛で、今後大幅に下がることはないと予想されている。また、国内相場は190円前後と約20円/㎏上がった。間もなく海外では禁漁期間に入るため更に輸出需要が伸びると思われるが、価格は横ばいで推移する見込み。

タオル

タオル曇り時々雨 曇り時々雨5月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,772梱で、前年同月比20.6%増と大幅に増加。綿糸相場は、主力の20番手は145,500円/梱と、前年同月比約7割高、9ヵ月連続の上昇となった。今治タオル工業組合は、5月14・15日に各タオルメーカーによるタオル製品を展示・即売する「今治タオルフェア」を2年半ぶりに開催した。

製紙

印刷・情報用紙
新聞用紙

印刷・情報用紙の4月の国内出荷は、前年同月比6.3%減で4ヵ月ぶりの減少。チラシやパンフレットの動きは良かったが、製紙各社の値上げ実施前に需要が前倒しされた反動が大きかった。新聞用紙は前年同月比6.4%減で11ヵ月連続の減少。北米産のパルプ価格が最高値を更新するなど、資材高騰が製紙各社の収益圧迫要因となっている。
衛生用紙晴れ時々曇り 晴れ時々曇り4月の国内出荷は、前年同月比11.2%増で6ヵ月連続の増加。トイレ紙が同10.5%増、タオル用紙が同13.4%増、ティシュが同11.5%増とそれぞれ増加した。前年の出荷が前々年(20年)比で減少していたことの反動増と、製紙各社の値上げ実施前の需要前倒しが増加の要因とみられる。
紙加工など曇り 曇り段ボール原紙の4月の国内出荷は、前年同月比1.9%減で6ヵ月ぶりのマイナス。飲料向けは大型連休の人流増加を見込んだ生産が堅調だったが、青果物や工業製品向けが低調だった。包装用紙では、4月の国内出荷は前年同月比2.1%の増加。宅配やファストフード店などで使う角底袋が好調だった。

 

一般機械・金属製品・鉄鋼

一般機械
金属製品
鉄鋼
曇り曇り4月の建設機械の出荷は、前年同月比7.5%増と18ヵ月連続の増加。輸出向けが同6.1%の増加だが、ウクライナ危機により欧州向けが減少し、輸出向けの伸び率は前月の29.7%増に比べ大幅に低下した。国内向けは、建設需要の増加を背景に前年同月比11.3%増となった。

造船

外航曇り曇り手持ち工事量は2~2年半程度を有している。日本船舶輸出組合によると、5月の輸出船契約実績は20隻・117万6千総トンで、前年同月比31.4%減だった。渡航制限が緩和され、アジアや欧州などの海外船主との対面商談が増加し、新造船への引き合いが寄せられている模様。
内航手持ち工事量は、1~1年半程度を有している。老齢船のリプレイスやRORO船、コンテナ船の大型化需要などの引き合いがみられる。鋼材の大幅な値上がりや資機材価格の上昇などのコスト増に加え、造船所間の競争も激しく、収益面は厳しい状況が続いている。

海運

外航晴れ時々曇り晴れ時々曇りバルカー市況は一進一退。BDI(バルチック海運指数)は5月下旬に3,300台まで上昇した後、5月31日には2,566まで急落した。特にスープラマックスやハンディマックスなど中小型サイズの市況が弱含み。近海船は、日本向けのバイオマス燃料の輸送需要が急拡大しており、スポット傭船料が15,000ドル/日程度と高水準で推移している。
内航曇り時々雨曇り時々雨内航海運組合総連合会によると、4月の輸送量は、貨物船が前年同月比6.2%減、タンカーが同2.8%減となった。また、同会が取りまとめた2021年度の主要元請けオペレーター60社の輸送実績は、20年度比5.5%増と3年ぶりにプラスに転じた。鉄鋼は、生産が回復し輸送実績は同21.7%増と大きく伸びたほか、タンカーは、全品目で20年度実績を上回った。

建設

建設曇り 曇り5月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比27.2%減の95億円であった。「国」「独立行政法人等」「市町」で前年を大幅に下回った。4月の住宅着工戸数は前年を57.8%上回る715戸となった。利用関係別では、「貸家」や「分譲住宅」は前年を大きく上回り、「持家」も小幅ながら前年を上回った。

観光

観光曇り時々雨 曇り4月の道後温泉旅館宿泊客数は、落ち込んだ前年の反動で、前年同月比184.5%増の46,999人と、5ヵ月連続で前年を上回った。主要観光施設入込み客数は、東予(前年同月比75.7%増)、中予(同129.4%増)、南予(同26.3%増)とすべての地域で前年を上回り、全体(同60.8%増)では、2ヵ月連続で前年を上回った。

凡例

晴れ 晴れ

好調

不調

晴れ時々曇り 晴れ一部曇り
曇り 曇り
曇り時々雨 曇り一部雨
雨 雨

 

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