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2022年10月更新
業種 | 現状→3ヵ月先の見通し | 最近の状況 |
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海面養殖
海面養殖 | マダイの浜値は880円/㎏前後と前月比で40円近く値上がりした。今後は横ばいでの推移が見込まれる。ハマチの浜値は、1,260円/㎏前後と前月よりやや値上がりした。全国的に在池尾数が少なく、引き続き高値で推移する見込み。 |
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水産加工品
水産加工品 | 削り節の原材料であるカツオは、集魚装置を用いた漁の禁止期間に入ったことや、中西部太平洋やインド洋での漁が振るわないことから、バンコク相場(国際相場)は前月比約15%上昇の1,700ドル/トンと上昇傾向がみられる。一方、国内相場も290円/㎏(前月比+50円)と、旺盛な国内需要を背景に上昇している。 |
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タオル
タオル | 8月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,526梱で、前年同月比14.0%増となった。定番品やイベント関係の別注品など、総じて引き合いが増加している。綿糸価格は、主力の20番手は156,500円/梱で、同74.9%高となっている。円安や需給の見通しが不透明なことから、高水準で推移している。 |
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製紙
印刷・情報用紙 | 印刷・情報用紙の7月の国内出荷は、前年同月比1.4%減で2ヵ月ぶりの減少。印刷用紙は、製紙各社の追加値上げによる前倒し需要発生があるものの、出版やチラシ向けなどが振るわなかった。情報用紙は、在宅勤務の定着でコピー用紙が回復していない。新聞用紙は前年同月比10.6%減で14ヵ月連続の減少。 | |
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衛生用紙 | 7月の国内出荷は、前年同月比3.1%減で9ヵ月ぶりの減少。タオル用紙は同1.4%増と2ヵ月連続の増加となったが、ティシュが6.3%減と3ヵ月連続減少、トイレ紙が同2.8%減と2か月ぶりに減少に転じた。全体的に価格修正の影響もあり荷動きが停滞気味だった。 | |
紙加工など | 段ボール原紙の7月の国内出荷は、前年同月比1.4%減で2ヵ月ぶりのマイナス。飲料や通販向けは堅調だったが、工業製品向けは部品不足などの影響で低調だった。包装用紙の7月の国内出荷は前年同月比1.1%増で16ヵ月連続の増加となった。 |
一般機械・金属製品・鉄鋼
一般機械 金属製品 鉄鋼 | 港湾・工場向けのクレーンや、電力会社・化学プラント会社向けの製缶の受注が低調。しかし、秋口からは徐々に受注環境が改善するとの観測もある。建設機械は、7月の出荷が前年同月比14.1%増で21ヵ月連続増加となった。半導体関連の受注は、スマホ・家電などが供給過剰気味になり、一部で受注の鈍化がみられる。 |
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造船
外航 | 手持ち工事量は2~2年半程度を有している。日本船舶輸出組合によると、8月の輸出船契約実績は15隻・49万7千総トンで、前年同月比59.1%減だった。船種別にみると、国内造船所が得意とし、船価水準と海運市況のかい離が小さいハンディ型やハンディマックス型バルカーの成約が多い。鋼材価格は上昇し続けており、採算面の悪化が懸念される。 | |
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内航 | 手持ち工事量は、1~1年半程度を有している。フェリーやRORO船などの大型化・リプレイス需要は旺盛。貨物船やタンカーなど、県内造船所が主に手掛ける船種は、競争が激しく、採算面は厳しい状況が続いている。脱炭素化に向けては、次世代燃料船建造のコスト上昇分を補助する検討が進められている。 |
海運
外航 | バルカー市況は軟調に推移している。BDI (バルチック海運指数)は8月31日に1,000を割り込んだ後、1,100~1,200台で推移している。大型の鉱石輸送船やケープサイズの荷動きが悪化したことが主因。ただ、中小型サイズの市況は、石炭や穀物輸送が堅調なため、落ち込み幅は小さい。コンテナは、超大型船の就航による需給改善や物流の正常化などにより、市況は弱含み。 | |
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内航 | 内航海運組合総連合会によると、7月の輸送量は、貨物船が前年同月比6.1%減、タンカーが1.0%減となった。貨物船は、鉄鋼や自動車、原料(石灰石、スラグ等)などは、前年を下回って推移している。タンカーは、猛暑で火力発電所向けの黒油(重油)の輸送量が堅調。白油は行動制限解除を受けて航空燃料需要やガソリン需要が回復。 |
建設
建設 | 8月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比0.3%減の163億円であった。「独立行政法人等」や「県」、「市町」が前年を上回ったものの、「国」が前年を下回った。7月の住宅着工戸数は前年を24.4%下回る486戸となった。利用関係別では、「分譲住宅」が前年を上回ったものの、「持家」や「貸家」が前年を下回った。 |
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観光
観光 | 7月の道後温泉旅館宿泊客数は、前年同月比55.2%増の56,632人と、8ヵ月連続で前年を上回った。また、コロナ流行前の2019年同月比では2.9%増となった。主要観光施設入込み客数は、全体では5ヵ月連続で前年を上回ったが、増加幅は2.4%にとどまった。東予は前年同月比1.7%増、中予は同6.8%増となったものの、南予は同0.6%減となった。 |
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凡例
晴れ | 好調 ↑ ↓ 不調 | |
晴れ一部曇り | ||
曇り | ||
曇り一部雨 | ||
雨 |