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2023年3月更新
業種 | 現状→3ヵ月先の見通し | 最近の状況 |
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海面養殖
海面養殖 | 1月のマダイの浜値は920円/㎏前後と前月比で約10円の値下がりだった。少なめの在池尾数を背景に高値が続いていたが、消費離れを警戒し慎重な動きとなった。ハマチの浜値は、1,280円/㎏前後と前月比で30円近く値下がりした。引き続き高値への警戒感はあるが、秋口くらいまでは在池尾数が少ない状況が続くため現在の水準での推移が見込まれる。 |
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水産加工品
水産加工品 | 削り節の原材料であるカツオのバンコク相場(国際相場)は、前月比35ドル値下がりし、1トンあたり1,700ドル前後で推移している。インド洋での水揚げが少しずつ増えたことで、バンコク相場は若干軟化した。一方、国内相場は280円/㎏と前月比30円の値上がり。原材料の在庫不足や国内需要の強さを背景に高値圏を維持する見込み。 |
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タオル
タオル | 1月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,515梱で、前年同月比では4.0%増となったが、コロナ前の19年同月比では25.6%減となっている。また、綿糸価格は、主力の20番手は159,500円/梱で、同24.6%高となっており、綿糸や加工料金などのコストアップが続いている。 |
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製紙
印刷・情報用紙 | 印刷・情報用紙の12月の国内出荷は、前年同月比6.2%減で4ヵ月連続の減少。印刷用紙は出版向けなどが低調な動きで、情報用紙も値上げの影響を受け、使用量削減の動きが継続している。新聞用紙は前年同月比7.1%減で19ヵ月連続の減少となった。 | |
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衛生用紙 | 12月の国内出荷は、前年同月比1.7%減。物価高による購入の手控えなどで14ヵ月ぶりに減少した。ティシュは前年同月比7.0%減と3ヵ月連続のマイナス。トイレ紙は古紙不足による調整などが影響し前年同月比1.2%減と5ヵ月ぶりの減少。タオル用紙は前年同月比5.7%増と7ヵ月連続増加となった。 | |
紙加工など | 段ボール原紙の12月の国内出荷は、前年同月比2.6%減で3ヵ月連続の減少。飲料や加工食品向けが、相次ぐ値上げを受けて前年を下回る荷動きだった。白板紙は前年同月比1.6%増で8ヵ月連続の増加。インバウンドの回復などを受けて土産物などが好調だった。 |
一般機械・金属製品・鉄鋼
一般機械 金属製品 鉄鋼 | 建設機械の12月の出荷額は、前年同月比34.8%増で26ヵ月連続の増加。輸出向けが同44.7%とけん引した。金利上昇で住宅着工減が懸念される北米でも大きく伸び、数字上は陰りが見えない。住友グループ関連工場のメンテナンスや、半導体関連は安定した受注を確保している。 |
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造船
外航 | 手持ち工事量は2~3年程度を有している。日本船舶輸出組合によると、1月の輸出船契約実績は29隻・113万8千総トンで、トン数ベースで前年同月比2.1倍だった。IHSマークイットによると、2022年の国別の新造船受注量(トン数ベース・速報値)は、日本が前年比26%増の931万総トン、韓国が同32%減の2,328万総トン、中国が同15%減の3,452万総トンだった。 | |
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内航 | 手持ち工事は1年程度を有している。日本内航海運組合総連合会によると、2022年度の内航船建造見込み(起工ベース)は90隻・19万1千積載トン(貨物船は重量トン、石油タンカーは立方メートルなど)となった。21年度の見通しに比べ25隻、6万9千トン減少した。一般貨物船は増加したが、コンテナ船や石油タンカーは前年を下回った。 |
海運
外航 | バルカー(ばら積み船)の荷動き・市況は低調。鉄鉱石や石炭、穀物などの主要貨物は総じて需要の伸びが先細りし、BDI (バルチック海運指数)は2月3日に621まで低下。コンテナ船も世界経済の減速と船腹供給量の増加で市況は急落。主要航路のスポット運賃は、2022年の1年間で約7割強下落し、コロナ前の水準に近づいている。 | |
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内航 | 内航海運組合総連合会によると、12月の輸送量は、貨物船が前年同月比3.5%減、タンカーが同5.3%減だった。貨物船の荷動きは紙・パルプと自動車は増加したものの、それ以外は前年同月を下回った。タンカーの荷動きはケミカルを除き、全品目で前年同月を割り込んだ。 |
建設
建設 | 1月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比13.3%増の57億円であった。「国」や「県」、「市町」で前年を上回った。12月の住宅着工戸数は前年を7.4%上回る539戸となった。利用関係別では、「貸家」は前年を下回ったものの、「持家」や「分譲住宅」、「給与住宅」は前年を上回った。 |
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観光
観光 | 昨年12月の道後温泉旅館宿泊客数は、前年同月比20.5%増の75,146人と、13ヵ月連続で前年を上回った。2022年の年間宿泊客数は約69万人に上り、前年比8割増となった。 12月の県内主要観光施設入込み客数は、東予(同0.5%増)、中予(同3.2%増)が前年を上回ったものの、南予(同4.5%減)が前年を下回り、全体では前年同月比1.0%減と、10ヵ月ぶりに前年を下回った。 |
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凡例
晴れ | 好調 ↑ ↓ 不調 | |
晴れ一部曇り | ||
曇り | ||
曇り一部雨 | ||
雨 |