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2023年5月更新
業種 | 現状→3ヵ月先の見通し | 最近の状況 |
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海面養殖
海面養殖 | 4月のマダイの浜値は920円/㎏前後と前月比で横ばいだった。在池尾数は少なめで、1尾2キロサイズには品薄感もみられる。ハマチの浜値は、1,120円/㎏前後と前月比で約100円の値下がりとなった。在池尾数が適正数量に戻りつつあること、また高値への警戒感から値下がり傾向を見込む。 |
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水産加工品
水産加工品 | 削り節の原材料であるカツオのバンコク相場(国際相場)は、1トンあたり2,000ドルと前月比320ドルの大幅値上がりとなった。漁模様が悪く、現地での在庫薄から大台に達した。一方、国内相場は260円/㎏前後とほぼ横ばいとなった。地元加工業者の在庫薄が解消されず、高値が続いている。 |
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タオル
タオル | 4月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,387梱で、前年同月比では7.0%減となった。綿糸価格は主力の20番手が138,500円/梱で、同1.4%減となった。今治タオル工業組合は今治タオル南青山店で「今治タオルメーカーポップアップ」を定期開催しており、第4回は6月14日~6月26日に開催する予定である。 |
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製紙
印刷・情報用紙 | 印刷・情報用紙の3月の国内出荷は、前年同月比6.8%減で7ヵ月連続の減少。書籍などの減少が目立ったが、レシートなどの感熱紙は好調だった。新聞用紙は前年同月比7.4%減で22ヵ月連続の減少となった。 | |
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衛生用紙 | 3月の国内出荷は、前年同月比9.2%減。ティシュは同9.4%減で6ヵ月連続の減少。好調だった昨年の反動もあり、トイレ紙は同11.1%減で4ヵ月連続の減少。タオル紙は同0.3%増で2ヵ月ぶりの増加となった。 | |
紙加工など | 段ボール原紙の3月の国内出荷は、前年同月比2.2%減で6ヵ月連続の減少。値上げの影響で加工食品などの売れ行きが鈍り、梱包用の段ボール需要が振るわなかった。白板紙は同6.6%減で3ヵ月連続の減少。新型コロナの5類移行後の観光需要回復による土産物用の白板紙需要増加に期待がかかる。 |
一般機械・金属製品・鉄鋼
一般機械 金属製品 鉄鋼 | 建設機械の3月の出荷額は、前年同月比16.0%増で29ヵ月連続の増加となった。北米向けは、油圧ショベルや住宅向けのミニショベルが引き続き好調。ただ、稼働率の目安とされる補給部品の輸出が同15.4%減と4ヵ月連続減少している。地場の住友グループ関連工場メンテナンスや、半導体関連は安定した受注を確保している。 |
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造船
外航 | 手持ち工事量は2~3年半程度を有している。日本船舶輸出組合によると、4月の輸出船契約実績は16隻・63万8千総トンで、トン数ベースで前年同月比66.6%減だった。主力のバルカーは、新造船価が若干弱含みになった年初~春先に比べると、足元は新造船価と傭船料とのギャップが拡大しており、商談・引き合いは低調な模様。 | |
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内航 | 国土交通省の造船統計速報によると、3月の主な国内船(内航船)の竣工実績(漁船を除く)は、自動車航送船2隻・20,299総トンだった。 また同統計によると、受注は3隻(油送船1隻、その他2隻)だった。 手持ち工事量は、1~1年半程度を有している。2020年度に大きく落ち込んだ後、足元は回復基調にある。 |
海運
外航 | バルカー(ばら積み船)の荷動き・市況は回復基調。BDI(バルチック海運指数)は1,500台後半で推移。豪州出しの鉄鉱石や石炭の荷動きが堅調で船腹需給は引き締まり、市況を押し上げている。コンテナは、3月のアジア(18ヶ国・地域)から米国向けの荷動きが、前年同月比33.3%減となった。運賃は、港湾の混雑や荷役の混乱が改善したこともあり、同7~8割安と大幅に下落している。 | |
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内航 | 内航海運組合総連合会によると、3月の輸送量は、貨物船が前年同月比0.9%減、タンカーが同6.6%減だった。貨物船は、鉄鋼の荷動きが低水準、自動車は反動増で前年を大きく上回る。タンカーは暖冬で発電所向けの黒油や暖房用の灯油の荷動きが低調。物価高への対応や船員の確保・育成を図るため、傭船料が引き上げられるケースがみられる。 |
建設
建設 | 4月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比34.0%減の173億円であった。「国」や「独立行政法人等」、「県」、「市町」のすべてで前年を下回った。3月の住宅着工戸数は前年を21.4%下回る429戸となった。利用関係別では、「分譲住宅」は前年を上回ったものの、「持家」や「貸家」は前年を下回った。 |
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観光
観光 | 3月の道後温泉旅館宿泊客数は、前年同月比37.8%増の83,626人と、16ヵ月連続で前年を上回った。 3月の県内主要観光施設入込み客数は、東予(前年同月比24.8%増)、中予(同38.2%増)、南予(同9.3%増)、すべての地域が前年を上回り、全体では同23.0%増と、3ヵ月連続で前年を上回った。 |
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凡例
晴れ | 好調 ↑ ↓ 不調 | |
晴れ一部曇り | ||
曇り | ||
曇り一部雨 | ||
雨 |