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2023年12月更新
業種 | 現状→3ヵ月先の見通し | 最近の状況 |
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海面養殖
海面養殖 | 10月のマダイの浜値は970円/kg前後と約40円の値上がり。 全体の在池量が少ないなかで大サイズの品薄などが影響した。 ハマチの浜値は、在池尾数の回復傾向から860円/kg前後と前月比で約20円の値下がり。 足元では中国の水産物輸入停止による相場への影響はみられないが、長期化するようだと今後の相場下押し要因となることが懸念される。 |
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水産加工品
水産加工品 | 削り節の原材料であるカツオのバンコク相場 (国際相場)は、1トンあたり前月比150ドル値下がりして1,700ドルで推移。 製品販売の鈍さから下げ相場だが操業コストも増加しており、年内は今の水準での下げ止まりを見込む。 一方、国内相場は250円/kg前後と約15円の値下がりとなったが高値圏での推移に変わりはない。 |
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タオル
タオル | 10月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,721で、前年同月比では7.6%減となった。 綿糸価格は主力の20番手が121,500円/梱、 同23.8% 安となった。 アフターコロナにおいて業務用タオルの需要が回復している一方、ギフト用の回復が鈍い。 |
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製紙
印刷・情報用紙 | 印刷・情報用紙の9月の国内出荷は、前年同月比10.2%減で13ヵ月連続の減少。 雑誌を中心とした出版向けやチラシ類、コピー用紙の不振が続いている。 新聞用紙は前年同月比8.3%減で28ヵ月連続の減少となった。 | |
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衛生用紙 | 9月の国内出荷は、 前年同月比3.6%減で2ヵ月連続のマイナスとなった。 人流回復で業務用が堅調の一方、物価高騰による生活防衛意識の高まりで低容量商品へのシフトがみられる。 ティシュは同9.4%減で4ヵ月連続、 トイレ紙が同0.5%減で3ヵ月連続、 タオル紙が6.0%減で2ヵ月連続のマイナスと、 軒並み前年割れとなった。 | |
紙加工など | 段ボール原紙の9月の国内出荷は、前年同月比8.3%減で4ヵ月連続の減少。 工業向けは、 自動車関連が回復するも、電子部品用などが低調だった。 白板紙は同5.6%減で4ヵ月連続の減少。 |
一般機械・金属製品・鉄鋼
一般機械 金属製品 鉄鋼 | 建設機械の9月の出荷額は、 前年同月比5.4%増で35ヵ月連続の増加となった。 輸出ではアジア向けが減速。 インドネシアやタイでは選挙結果が出るまで投資を控える動きがみられる。 国内は公共投資が底堅く前年同月比6.9%増加となった。 プラント関係は、県内外で投資が活発になっており受注環境は良好。 |
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造船
外航 | 日本船舶輸出組合によると、 9月の輸出船契約実績は16隻・97万1千総トンで、 トン数ベースで前年同月の4.5倍と大幅増となった。船種別にみると、バルカー (ばら積み船) が13隻・63万2千トンと大半を占めた。 バルカーはケープサイズ型が3隻あったほか、油送船も (VLCC) が2隻で、大型船の受注が目立った。 鋼材価格は高止まり、収益的には厳しい状況が続いている。 | |
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内航 | 手持ち工事量は1年程度を有している。 国土交通省の造船統計速報によると、 9月の国内船 (内航船) の受注はゼロだった。 起工は1隻・999総トン (油送船)、 竣工は1隻・ 1千総トン (自動車航送船) だった。環境対応や資機材価格の上昇で船価は高止まりしている。 |
海運
外航 | バルカー (ばら積み船) 市況は一転して下落。 BDI (バルチック海運指数)は11月2日に1,385まで低下。 荷動きは堅調に推移しているが、中国の経済先行き不透明感から、市況はピークアウトしたとみられる。大型のケープサイズのスポット傭船料は2万ドル台を割り込んだ。 コンテナは、主力の中国・アジア出し北米向けの荷動きが振るわず、大型船投入による船腹供給過剰もあって、運賃・傭船料は低迷。 | |
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内航 | 内航海運組合総連合会によると、 9月の輸送量は、 貨物船は前年同月比11.5%増、 タンカーが同5.6%増だった。 前年同月は台風の影響で輸送が低水準だった反動で、輸送量は増加した。 貨物船は全品目で増加、燃料 (石炭、 コークス) や自動車が大幅に増加した。タンカーは白油が転送需要が発生したほか、ガソリンやジェット燃料の需要が好調に推移した。 |
建設
建設 | 10月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比32.7%増の134億円であった。 「国」 や 「市町」は前年を下回ったものの、 「独立行政法人等」 や 「県」は前年を上回った。 9月の住宅着工戸数は前年を21.2%下回る521戸となった。 利用関係別では、「持家」は横ばい、「貸家」、「分譲住宅」は前年を下回った。 |
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観光
観光 | 9月の道後温泉旅館宿泊客数は、前年同月比16.0%増の59.552人と、堅調に推移している。 9月の県内主要観光施設入込み客数は、前年同月比19.2%増と9ヵ月連続で前年を上回った。 東予は同21.8%増、 中予は同26.7%増、 南予は同12.2%増となった。 |
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凡例
晴れ | 好調 ↑ ↓ 不調 | |
晴れ一部曇り | ||
曇り | ||
曇り一部雨 | ||
雨 |