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地場産業の景気天気図

2024.08.01 地場産業の景気天気図

2024年8月 地場産業の景気天気図

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2024年8月更新

業種現状→3ヵ月先の見通し最近の状況

海面養殖

海面養殖曇り曇り  6月のマダイの浜値は950円/㎏前後と前月比20円の値下がり。高値が続いたなか、需要閑散期でもあり若干の下げ相場となった。ハマチの浜値は、860円/㎏前後と前月比20円の値上がりとなったが、対前年比で値下がり傾向に変わりはない。中国による水産物輸入停止から半年以上が経過したが、足元の相場への影響はみられない。

水産加工品

水産加工品曇り 曇り削り節の原材料であるカツオのバンコク相場(国際相場)は、1トンあたり前月比200ドル値上がりして1,500ドル前後で推移。これまで在庫調整を背景に横ばいが続いていたが、集魚装置の禁漁を控え強気の相場となった。一方、国内相場は230円/㎏前後と前月比で40円の値上がり。季節商材として一定の需要はあり、高値圏を維持した。

タオル

タオル曇り 曇り6月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は3,000梱で、前年同月比では14.4%減となった。6月の綿糸価格は主力の20番手が121,500円/梱、同4.1%安となり、9ヵ月連続で同水準となった。

製紙

印刷・情報用紙
新聞用紙

印刷・情報用紙の5月の国内出荷は、前年同月比9.8%減で21ヵ月連続の減少。デジタル化に伴う需要の低迷が続いている。新聞用紙も同10.5%減で36ヵ月連続の減少となった。
衛生用紙曇り 曇り5月の国内出荷は、前年同月比0.8%の微減で4ヵ月ぶりのマイナス。トイレ紙は同1.4%減、ティシュも同2.8%減といずれも4ヵ月ぶりに減少。価格修正に合わせた前倒し需要の反動がみられた。タオル紙は、商業施設向けなどの需要増で2ヵ月連続プラスとなる4.6%増となった。
紙加工など曇り 曇り段ボール原紙の5月の国内出荷は、好天による飲料出荷の回復で前年同月比2.8%増と3ヵ月ぶりの増加となった。白板紙は2.0%増で2ヵ月連続のプラス。医薬品、化粧品向けなどが堅調だった。

 

一般機械・金属製品・鉄鋼

一般機械
金属製品
鉄鋼
晴れ時々曇り 晴れ時々曇り建設機械の5月の出荷額は、前年同月比4.9%減で4ヵ月連続の減少となった。国内向けは同5.7%減と3ヵ月ぶりに減少。レンタル会社の購入手控えによる一時的な要因とみられる。輸出向けは4ヵ月連続のマイナスとなる4.6%減で、ダウントレンドに入ったとみられる。産業機械は、引き合いはあるものの一部製品で受注の遅れがみられる。プラント関係は、住友化学関連のメンテナンスがやや低調。
外航曇り曇り手持ち工事量は3~4年分を有している。日本船舶輸出組合によると、6月の輸出船契約実績は54隻・214万8千総トンで、トン数ベースで前年同月比74.3%増となった。船種別内訳をみると、ばら積み船(バルカー)が48隻、タンカーが5隻、一般貨物船が1隻だった。7月から新たに適用されるサイバーセキュリティに関する新規
制回避による駆け込み契約が集中したとみられる。
内航

手持ち工事量は1年程度を有している。国土交通省の造船統計速報によると、5月の国内船の受注はゼロ、起工は1隻(その他1隻)、竣工は2隻(貨物船1隻、油送船1隻)だった。数年来の鋼材価格の高騰や人件費上昇分を船価に反映しているものの、運賃や傭船料とのかい離で、引き合いが契約に至らないケースがみられる

海運

外航晴れ時々曇り晴れ時々曇り

BDI(バルチック海運指数)は7/12時点で1,977で一進一退。中国向けのボーキサイトの輸送需要が高まり、ケープサイズを中心にバルカーの市況が上向いたが、石炭需要は減少して弱含みの場面も。パナマ運河の渇水は緩和され、通航できる船舶が増加し、今後はう回航行の減少が見込まれる。コンテナ船は、東南アジアや中東の主要港で混雑が続いており、運賃は高止まっている。

内航曇り時々雨曇り時々雨日本内航海運組合総連合会によると、5月の輸送量は、貨物船は前年同月比1.4%減、油送船が同2.2%減だった。貨物船は前年に需要が低水準だった鉄鋼や雑貨が増加し、自動車も一部メーカーの工場稼働停止が解消して回復。油送船はジェット燃料も輸送が好調だったほか、高温液体(アスファルト、硫黄等)が前年同月は製油所間転送が低水準だった反動で大幅増となった。

建設

建設曇り 曇り6月の県内の公共工事請負金額は、前年同月比17.4%減の127億円であった。「県」や「市町」は前年を下回ったものの、「国」や「独立行政法人等」は前年を上回った。5月の住宅着工戸数は前年を8.6%下回る444戸となった。利用関係別では「持家」、「貸家」、「分譲住宅」及
び「給与住宅」のすべてで前年を下回った。

観光

観光晴れ時々曇り 晴れ5月の道後温泉旅館宿泊客数は、前年同月比7.4%減の61,032人となった。また、5月の県内主要観光施設入込み客数は、東予(同5.6%減)、南予(同0.1%減)は前年を下回ったものの、中予(同0.6%増)は前年を上回り、全体では同1.0%減となった。
晴れ 晴れ

好調

不調

晴れ時々曇り 晴れ一部曇り
曇り 曇り
曇り時々雨 曇り一部雨
雨 雨

 

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